送料比較.com
業界動向

2026年6月、国際送料がなぜ高い?燃油サーチャージ50%時代の節約術

送料比較.com編集部

「最近、国際送料が高くなった気がする」

そう感じているなら、それは気のせいではありません。
2026年6月現在、DHLの燃油サーチャージは48.75%
FedExは**49.25%**と、基本運賃のほぼ半額に相当する
追加料金が発生しています。

なぜここまで上がったのか、そしてどう対策すればいいのか。
この記事で詳しく解説します。


2026年の燃油サーチャージ、過去と比べてどれだけ高い?

燃油サーチャージは原油価格に連動して変動します。
過去と比較すると、現在がいかに高水準かがわかります。

時期 DHLサーチャージ率 備考
2020年平均 約13% コロナ禍で原油急落
2021年平均 約17% 経済回復で上昇開始
2026年1月 約28〜30% 上昇加速
2026年3月 30.50% さらに上昇
2026年5月 46.75〜47.75% 急騰
2026年6月1日〜7日 48.75% 現在

2020年と比べると、燃油サーチャージだけで約3.7倍に膨らんでいます。
基本運賃が¥5,000の荷物なら、
2020年は+¥650だったものが、今は+¥2,438になっています。


なぜ2026年にここまで上がったのか

理由1:中東情勢の緊迫化

2026年の燃油サーチャージ高騰の最大の原因は、
中東情勢の不安定化による原油価格の高騰です。
地政学的リスクが高まるたびに、
航空燃料(ジェット燃料)の価格が急上昇し、
それが直接サーチャージ率に反映されています。

理由2:円安の影響

燃油サーチャージは米ドルベースの燃料価格をもとに計算されます。
2026年3月時点で1ドル=159円台と、円安が続いているため、
円換算した際のコストが大きく押し上げられています。
原油価格が仮に横ばいでも、円安が進むだけでサーチャージは上がります。

理由3:DHL・FedExの週次更新メカニズム

DHLもFedExも、燃油サーチャージを毎週更新しています。
これは、燃料価格の変動をリアルタイムで運賃に反映させるためです。
急激な原油高が起きた週は、翌週以降すぐに料率が跳ね上がります。


2026年後半も高止まりが続く可能性

中東情勢が落ち着かない限り、
2026年後半も燃油サーチャージは高止まり、
あるいはさらに上昇するリスクがあると言われています。

越境ECセラーにとっては、この水準が「新常態」になる可能性を
念頭に置いた価格設定・発送方法の見直しが必要になっています。


DHL・FedExの現在の燃油サーチャージ

2026年6月1日〜7日の最新料率:

運送会社 燃油サーチャージ率 適用期間
DHL Express 48.75% 2026年6月1日〜7日
FedEx International 49.25% 2026年6月1日〜7日
OCS 43.00% 2026年6月
EMS(日本郵便) なし
ヤマト国際宅急便 なし

最新の料率は毎週更新しています:
燃油サーチャージ最新情報ページ


燃油サーチャージが送料に与える実際の影響

基本運賃別のシミュレーションです:

基本運賃 DHL(+48.75%) FedEx(+49.25%) EMS
¥3,000 約¥4,463 約¥4,478 ¥3,000
¥5,000 約¥7,438 約¥7,463 ¥5,000
¥8,000 約¥11,900 約¥11,940 ¥8,000
¥12,000 約¥17,850 約¥17,910 ¥12,000

EMSやヤマト国際宅急便には燃油サーチャージがないため、
同じ基本運賃でも最終的な支払い金額に大きな差が生まれます。


燃油サーチャージ高騰時代の節約術5選

節約術1:EMSとヤマトを積極活用する

燃油サーチャージがない2社を優先的に使いましょう。
特にアジア向け(韓国・台湾・香港・シンガポールなど)の
軽量荷物(2kg以下)では、EMSがDHL・FedExより
数千円安くなるケースが多くあります。

ただし、アメリカ向けのEMSは2025年8月から停止中のため、
アメリカへはヤマト国際宅急便が有力な選択肢です。

節約術2:容積重量を小さくする

DHL・FedExは「実重量」と「容積重量」(縦×横×高さ÷5,000)の
大きい方で課金されます。
容積重量が大きいほど、燃油サーチャージの計算ベースも増えます。

梱包を工夫して箱を小さくするだけで、
燃油サーチャージ分も含めて大幅な節約につながります。

容積重量計算ツールで確認する

節約術3:発送前に複数社を比較する

燃油サーチャージ込みの実際の送料は、
重量・サイズ・目的地の組み合わせによって大きく異なります。
毎回比較することで、数百〜数千円の節約が積み重なります。

EMS・DHL・FedEx・ヤマト・OCSを一発比較する

節約術4:遠隔地への発送は事前に確認する

DHL・FedExでは、配達先が遠隔地エリアの場合、
燃油サーチャージとは別に**遠隔地配達料(¥3,500〜¥5,000)**が
追加で発生します。
郵便番号で事前に確認しておきましょう。

遠隔地エリア確認ツール

節約術5:まとめ発送でコストを分散する

同じ宛先に複数の商品を送る場合、
1件ずつ発送するより1つにまとめた方が
1件あたりのコストを抑えられます。
燃油サーチャージは荷物1個単位で課されるため、
まとめるほどお得になります。


2026年後半の見通し

専門家の見方では、中東情勢が長期化した場合、
算定期間がすべて高騰後の市況価格で計算されるため、
秋以降もサーチャージの高止まりが続く可能性があります。

越境ECや個人輸出をされている方は、
燃油サーチャージを「一時的なもの」ではなく、
恒常的なコストとして価格設定に組み込むことをおすすめします。

最新の料率は以下で毎週確認できます:
DHL・FedEx燃油サーチャージ最新情報


まとめ

  • 2026年6月現在、DHLは48.75%、FedExは49.25%と歴史的高水準
  • 中東情勢・円安・原油高が重なり、2026年後半も高止まりの可能性
  • EMSとヤマト国際宅急便には燃油サーチャージがなく、条件次第で大幅節約可能
  • 発送前に複数社を比較することが、今もっとも効果的なコスト削減策

国際送料を比較するなら、送料比較.comの無料ツールをご利用ください。

今すぐ送料を比較する


本記事の燃油サーチャージ料率は2026年6月1日時点の情報です。
料率は毎週更新されます。
最新情報は燃油サーチャージページをご確認ください。